調査内容
ストーカー・脅迫にあい警察へ相談に行った場合、証拠を提示するよう回答されることが多く、この場合スマホの画面等を示し、加害者からどのような文言を告げられたか、また1日当たりの着信数などを警察に客観的に伝える必要が生じます。
しかし、被害者の多くは脅迫的文言や着信履歴を削除している場合が多く、警察へ相談に行ってもストーカー規制法に基づく警告をしてもらえない場合が少なくありません。このような場合、被害者のスマホにつき直ちにフォレンジック調査を行い、加害者とのやり取りを証拠として確保しなければなりません。
結果
フォレンジック調査の結果、LINE、メッセージ、Eメール、着信履歴を復元することができた。このデータを証拠として警察へ示したところ、警察から加害者へ警告がなされ(ストーカー規制法4条1項)、その後脅迫行為はなくなりました。
スマホ内アプリの復元調査について
加害者と被害者とのやり取りは一つのアプリだけで行われるとは限らず、スマホ内のチャットアプリ、メールおよびメッセージ等のアプリを総合的に調査する必要があります。
削除されたLINEチャットの履歴(*画像は復元画面のサンプルです)